プレミアカップ優勝の鳳凰院凶真氏の超越ウィッチのデッキレシピ(アンリミテッド)
プレミアカップ優勝の鳳凰院凶真氏のデッキレシピを紹介します。
ミッドレンジエルフと超越ウィッチの組み合わせですが、(ミッドレンジエルフはともかくとして)超越ウィッチでの優勝は驚きの一言です。
OTKエルフ、アグロヴァンパイア、復讐ヴァンパイアが環境上位を占める中で厳しいと思っていたのですが、ランクマッチと大会ではかなり違っていたようです。
プレミアカップでは、上位にOTKエルフやウィッチが多かったようですが、非常に多様なデッキタイプが使われていて、ランクマッチでは比較的少ないコントロールヴァンパイアやランプドラゴンも活躍していました。
超越ウィッチは、アグロヴァンパイアやフェイスロイヤルには絶望的に弱いですが、ミッドレンジ以降のほぼすべてのデッキタイプに対して有利が付きます。そして、OTKエルフとはほぼ互角ですし、復讐ヴァンパイアに対しても勝率40%を超えています。(参考:Shadowverse Log)
鳳凰院凶真氏のデッキレシピについてですが、スタンダードな超越ウィッチとなっています。
土の印を出せて、2コスト2/2フォロワーとして使える静寂の実験室は、超越ウィッチと相性が良いカードです。ウィッチの最強連勝デッキレシピ24個のまとめにある有名な超越ウィッチのデッキレシピでも採用されています。
静寂の実験室があるために、精神統一で引けるカード枚数が多くなる傾向があります。手札が多くなった場合には、低コストスペルが多い方が有利なため、知恵の光3枚、マナリアの知識3枚だけでなく、エンジェルスナイプ2枚も採用しています。
従来は、超越ウィッチにおける土の印の供給源として、実験開始やくず鉄の練成がしばしば採用されていましたが、これらのカードは1コストなので、マナリアの知識が追加された超越ウィッチではやや入りづらくなっています。
その意味でも、1コストスペル多め、2コストの静寂の実験室、3コストの精神統一、というデッキ構築は超越ウィッチの一つのスタンダードになると思います。
その他に注目すべき点は、ゴーレムアサルト3枚のフル採用です。ゴーレムアサルトは、1枚のカードで最低2回スペルが使えるカードで、超越ウィッチ向きのカードと言えます。この点では、新カードのマナリアの知識も同じです。
しかし、ドローではないので、デッキを掘り進むことができないという点が気になりますし、似た性質を持つマナリアの知識が追加されたことで、採用枚数が少なかったり不採用のデッキもけっこうあります。
とはいえ、OTKエルフが多い環境では守護が非常に強いので、現在のアンリミテッドではやはり優先するべきカードでしょう。
プレミアカップ優勝の鳳凰院凶真氏のミッドレンジエルフのデッキレシピ(アンリミテッド)
プレミアカップ優勝デッキの2つ目はミッドレンジエルフです。
エルフの最強連勝デッキレシピ20個のまとめでも書いたように、アンリミテッド環境で最も勝率の高いエルフのデッキタイプで、JCG大会優勝デッキも生み出していました。まとめの方の参考デッキレシピが2つあります。
それらのレシピと比較して、鳳凰院凶真氏のデッキの特徴は、
①森荒らしへの報いの不採用
②3コストが純心の歌い手とエンシェントエルフの組み合わせ
③エルフクイーンの採用
これらの3点がポイントとなっています。その他の部分は、ミッドレンジエルフの構築としては標準的だと思います。
まず、純心の歌い手とエルフクイーンの採用は、長期戦になった時に強いことを意味しています。ヴィーナス2枚の採用もあるので、白狼エルフなどのコントロールデッキに匹敵するレベルのドローソースを持っています。
森荒らしへの報いの不採用は、もちろん他の採用カードとの枠の取り合いで消えたということですが、ベビーエルフ・メイ3枚、イノセントキング2枚が採用されていることから、これらのカードの方が優先されています。
そして、メイとイノセントキングの優先度の高さは、エンシェントエルフの3枚フル採用とも関連していて、メイやイノセントキングを使い回すことにより、デッキパワーを高める構築になっているわけです。
エンシェントエルフは、守護が立てられるのでOTKエルフ対策になりますし、導きの妖精姫・アリアからのフェアリーウィスプを使い回しても非常に強力です。攻撃にも防御にも役立つフォロワーということで、ミッドレンジエルフのキーカードの一つでしょう。
このデッキで気になるのは、果たして森荒らしへの報いがなくて大丈夫なのか?ということだと思います。
低コストの除去枠としては、対空射撃、森荒らし、メイ、インセクトキングをどのような枚数で採用するかですが、このデッキでは対空射撃3枚、森荒らし0枚、メイ3枚、インセクトキング2枚の合計8枚です。
メイ3枚とフェアリーサークル3枚があるので、後攻2ターン目に対空射撃を打ちやすいから大丈夫ということかもしれないです。
エンシェントエルフなどで使い回すことを想定すると、潜在的なカードパワーは森荒らしが一番低いという可能性もありますね。
また、エルフはもともと手札管理が難しいクラスなのですが、このデッキでは純心の歌い手3枚とヴィーナス2枚が入っているので、手札がかなり溢れやすくなっています。森荒らしを使った時に手札が減らなくて困るという場合もあるはずで、森荒らしが不採用の理由の一つかもしれないです。
ミッドレンジエルフは以前から注目していたのですが、大きな大会で優勝したことで、エルフの主要なデッキタイプの一つとしての認知度が高まっていくと思います。
プレミアカップ優勝の鳳凰院凶真氏とシャドウバース公式ツイッター
DAY1 7-2
DAY2 6-0
ミッドE17-5 超越16-7
ミッドEは調整段階でOTKにかなり勝てたのと、アグヴ、復讐ヴが多かった場合でも強いと思ったので自信がありました!
超越は1コスを増やしたのが準決勝でも功を奏したので良かったです。ただDAY1では相手のプレミや上振れに助けられたので、(文字数 pic.twitter.com/H48Kuct281— きょうま☆レバンガ (@gogojade) January 21, 2018
「Shadowverse Premier Cup 2018 Tokyo」優勝者、鳳凰院凶真選手のデッキリストです。
≪エルフ≫https://t.co/JN1WXNamPz
≪ウィッチ≫https://t.co/vAep3roJS3
上位選手のデッキリストは近日中に特設サイトにて公開予定です。#シャドウバース #プレミアカップ pic.twitter.com/nCsH8jvbnv— Shadowverse公式アカウント (@shadowverse_jp) January 21, 2018