新パック「蒼空の騎士」のドラゴン、ネクロマンサー、ヴァンパイアの新カード評価のまとめです。実際にデッキを色々と組んでみて、新カードを評価してみました。新カードを色々と採用した新デッキレシピも3つあるので、参考にしてください。
・ドラゴン(アドラメレク、大いなる調停者・ゾーイを採用したリントヴルムドラゴン)
・ネクロマンサー(幽想の少女・フェリ、屍病の街、プロトバハムートなどを採用したフェリOTKネクロ)
・ヴァンパイア(狂恋の華鎧・ヴィーラ、双石の悪魔、不穏なる闇の街などを採用したヨルムンガンドヴァンパイア)
の3つのローテーション環境の新デッキです。
エルフ、ロイヤル、ウィッチ、および、ビショップ、ネメシス、ニュートラルの新カード評価については、以下の記事でまとめています。
新カード評価の基準(ローテーション環境)は、
・A+評価・・・最強クラス。
・A評価・・・かなり強いが、最強クラスには届かないか、使いづらさがある。
・B評価・・・採用ギリギリぐらいのカードパワーで、デッキによっては採用される。(メタカードの中で使いやすいカードなども含む)
・C評価・・・特殊なデッキで採用されるカードやメタカードなど。
・D評価・・・構築ではほぼ採用されないカード。
となっています。B評価以上の新カードは採用の可能性が十分にあると思います。
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ドラゴンの新カード評価まとめ
新パック「蒼空の騎士」のドラゴンでは、リントヴルムドラゴンを強化する新カードが目立ちます。
新レジェンドの「アドラメレク」「大いなる調停者・ゾーイ」の2枚は、A評価でどちらも強力な新カードですが、普通のランプドラゴンよりもリントヴルムドラゴンで真価を発揮しやすいです。
ただし、最高評価のA+評価はPPブーストフォロワーの「護国真龍・スカーサハ」に付けているので、ランプドラゴンもかなり強いと思います。水竜神の巫女にはない先攻4ターン目にPPブーストできるメリットを持ち、スタッツも高いので上から取るのが難しいフォロワーです。
その他の新カードはやや小粒ですが、B評価の「竜の祠」はリントヴルムやジャバウォックで採用できるPPブーストカードです。
同じくB評価の「灼脚の麗姫・アリーザ」は、3Tに出せばマーズなどを取れますし、覚醒時なら3コスト4点除去として使えて、場に残る可能性もあるので悪くないです。
同じ3コストでB評価の「毒尾のドラゴン」は、貴重な低コストの守護で、必殺持ちなのでいつ出しても嫌らしい働きをします。
その他に、消滅用のライトニングブラストを入手できる「炎竜の使役者」、潜伏フォロワーを処理できる「テールスイング」の2枚は、メタカードとしての使い道がありますし、普通にデッキに入れても悪くないカードパワーだと思います。
ドラゴンの新デッキ(リントヴルムドラゴン)
フォロワー | コスト | 枚数 |
---|---|---|
竜剣の少女・アイラ | 2 | 3枚 |
まどろみの白竜 | 2 | 3枚 |
銀氷のドラゴニュート・フィルレイン | 2 | 3枚 |
アドラメレク | 7 | 3枚 |
リントヴルム | 10 | 3枚 |
大いなる調停者・ゾーイ | 11 | 3枚 |
スペル | コスト | 枚数 |
ブレイジングブレス | 1 | 2枚 |
竜の集結 | 1 | 3枚 |
熾天使の剣 | 2 | 2枚 |
竜の託宣 | 2 | 3枚 |
竜の未来視 | 2 | 2枚 |
ドラゴニュートの威圧 | 3 | 3枚 |
月と太陽 | 3 | 1枚 |
アミュレット | コスト | 枚数 |
天使の泉 | 1 | 3枚 |
竜の祠 | 3 | 3枚 |
新パック「蒼空の騎士」では、リントヴルムドラゴンが大幅に強化されており、特に新レジェンド「アドラメレク」「大いなる調停者・ゾーイ」の2枚はA評価の新カードです。
ゾーイで疾走6点を飛ばしながら、自分のリーダーを無敵状態にして、邪竜・リントヴルムの疾走10点で決めるのが基本的なプランです。
6点+10点=16点で4点分足りないので、①竜の集結から大嵐のドラゴンを疾走させる、②ドラゴニュートの威圧、③月と太陽のツクヨミ、などで4点分をあらかじめ削るデッキになっています。
新カードの「竜の祠」は、アミュレットを置いてからPPブーストできるまでにタイムラグがありますが、3PPでリントヴルム条件を1進めることができるので、斬竜剣士・ロイよりも効率が良いです。
対ギガントキマイラウィッチを意識していて、相手がギガントキマイラを出せない8ターン目までに、大いなる調停者・ゾーイが疾走できるようにデッキ構築しています。
8ターン目までにPPをなるべく無駄にせずにリントヴルム条件を進めるために、(ゾーイを含めて)1コストで使えるカードが多めです。フォロワーになるべくPPを使いたくないので、アクセラレートでスペルとして使えるアドラメレクとゾーイ以外は、リントヴルムと2コストフォロワーのみとなっています。
新カードの「熾天使の剣」は強力な除去スペルですが、相手がギガントキマイラで2コストフォロワーが少ないと、手札で重なって腐る心配があるので2枚にしました。その代わりに、1PPが余った時に使いやすいブレイジングブレスを2枚採用しています。
PPブーストを9枚入れているので、8ターン目までに2ブーストは難しくないです。確定サーチではありませんが、竜の未来視を2枚採用していますし、デッキを半分近く掘り進めるようにドローソースを入れているので、ゾーイとリントヴルムを1枚ずつは引けると思います。
ネクロマンサーの新カード評価まとめ
新パック「蒼空の騎士」のネクロマンサーは、全般的に強化されているイメージで、採用基準以上の新カードが多いです。
A評価を付けているのが、「幽想の少女・フェリ」「怪物の少女・フラン」「冥河の案内人」「ソウルコンバージョン」の4枚です。
「幽想の少女・フェリ」はやや使い方が難しいですが、非常に強力なフィニッシャーです。B+評価の「屍病の街」と組み合わせたデッキ(後述)は面白いと思います。
「怪物の少女・フラン」はフォロワー展開や除去や墓地稼ぎなど、さまざまな使い方ができて、ネクロのデッキを全体的に支える新カードです。
「冥河の案内人」は、葬送しながらランダム除去をできるテンポに優れたフォロワーで、リアニメイトネクロで採用されるでしょう。リアニメイトする「永遠の決闘者・モルディカイ」はB+評価で、レジェンドとしてはやや物足りないですが、プロトバハムートと合わせて枚数は確保できるので、リアニメイトネクロの安定性は上がると思います。
その他には、「心眼の双葬女・レディ・グレイ」がB+評価で、ドレインと進化効果を持つので後攻で強いです。フランも後攻で使いやすいですし、全体的に後攻でも戦いやすくなっています。
ネクロマンサーの新デッキ(フェリOTKネクロ)
フォロワー | コスト | 枚数 |
---|---|---|
幽想の少女・フェリ | 2 | 3枚 |
心眼の双葬女・レディ・グレイ | 2 | 3枚 |
蒼の少女・ルリア | 2 | 3枚 |
禁呪の恋人・サルナーン | 2 | 2枚 |
アンドレアルフス | 2 | 2枚 |
怪物の少女・フラン | 3 | 3枚 |
純心の歌い手 | 3 | 3枚 |
バイヴカハ | 3 | 2枚 |
災厄の屍王 | 4 | 3枚 |
ダラダラ天使・エフェメラ | 5 | 2枚 |
幽霊支配人・アーカス | 7 | 3枚 |
プロトバハムート | 9 | 3枚 |
スペル | コスト | 枚数 |
ソウルコンバージョン | 1 | 2枚 |
熾天使の剣 | 2 | 3枚 |
アミュレット | コスト | 枚数 |
屍病の街 | 7 | 3枚 |
フェリOTKコンボと屍病の街コントロールを搭載したネクロマンサーの新デッキです。
新レジェンド「幽想の少女・フェリ」「プロトバハムート」を含めて、多くの新カードを採用した新しいデッキタイプです。
デッキ構築の狙いや採用カードについては、参考記事(フェリOTKネクロ(屍病の街ネクロ)のデッキレシピを紹介!)で詳しく書いています。基本的には、屍病の街で10ターン目までの盤面をコントロールして、10ターン目に1ターン20点以上のフェリOTKコンボを決めるというプランです。
A評価のネクロマンサーの新カードとして「幽想の少女・フェリ」「怪物の少女・フラン」「ソウルコンバージョン」の3種類が採用されています。フェリはフィニッシャー、フランは序盤から中盤を支えるカード、ソウルコンバージョンはドローソースで、それぞれ役割は違いますがカードパワーは高いと思います。
B+評価の新カードは「屍病の街」「心眼の双葬女・レディ・グレイ」の2種類です。屍病の街は使い方が難しいアミュレットですが、盤面のコントロール能力はかなり高く、このデッキではキーカードとなります。レディ・グレイは強力な進化効果を持つので、災厄の屍王と共に後攻を支えるカードになると思います。
ヴァンパイアの新カード評価まとめ
新パック「蒼空の騎士」のヴァンパイアは、闇喰らいの蝙蝠やヨルムンガンドヴァンパイアを強化する新カードが多いです。
A評価を付けた新レジェンド「狂恋の華鎧・ヴィーラ」は、復讐ヴァンパイアでも採用候補ですが、リーダーのダメージを無効化する能力が、自傷の多いヨルムンガンドに合っていると思います。
同じくA評価の「不穏なる闇の街」「双石の悪魔」も自傷絡みで、ヨルムンガンドとの相性が良いです。ただし、これらの2枚はデッキ圧縮やドローができるので、他のヴァンパイアのデッキにも採用されるでしょう。
復讐ヴァンパイアについては、「揺らぎの斬姫・ナルメア」がA評価でカードパワーが高いのですが、復讐持ちの新カードが追加されていないので、ナルメアの能力で復讐状態になった後が問題となります。
ちなみに、2枚目の新レジェンド「プルソン」はジャバウォックのような効果を持ち、昏き底より出でる者とのコンボで17点を出すことが可能です。
しかし、コンボのためにはアクセラレート9で使う必要があり、10PPの時に使いづらいのがネックです。天使の泉など1コストのカードを入れる手もありますが、それでも使いづらいのでB評価にしています。
ヴァンパイアの新デッキ(ヨルムンガンドヴァンパイア)
フォロワー | コスト | 枚数 |
---|---|---|
狂恋の華鎧・ヴィーラ | 2 | 3枚 |
双石の悪魔 | 2 | 3枚 |
デビルシープ | 2 | 3枚 |
純心の歌い手 | 3 | 2枚 |
緋色の剣士 | 5 | 3枚 |
ヴァルプルギスナハト | 5 | 3枚 |
ヨルムンガンド | 6 | 3枚 |
ゾディアックデーモン | 7 | 2枚 |
闇喰らいの蝙蝠 | 7 | 2枚 |
スペル | コスト | 枚数 |
眷属への贈り物 | 0 | 3枚 |
血の取引 | 2 | 3枚 |
鋭利な一裂き | 2 | 3枚 |
絡み付く鎖 | 2 | 3枚 |
紅の渇望 | 3 | 1枚 |
アミュレット | コスト | 枚数 |
不穏なる闇の街 | 0 | 3枚 |
A評価の新カード「狂恋の華鎧・ヴィーラ」「双石の悪魔」「不穏なる闇の街」の3種類と、B評価の新カード「紅の渇望」を採用したヨルムンガンドヴァンパイアです。
新レジェンドのヴィーラは、ナルメアに進化を切りたい復讐ヴァンパイアよりも、ヨルムンガンドヴァンパイアで輝くフォロワーだと思います。
ヨルムンガンドでは自傷カードが復讐ヴァンパイアよりも多いので、ヴィーラの進化効果であるダメージ無効化を生かせる状況が多くなります。
ヴィーラ進化→不穏なる闇の街(現れる狂気)で8点回復できるコンボもありますが、回復によって復讐状態から外れてしまう復讐ヴァンパイアよりも、ライフを高く保ちたいヨルムンガンドヴァンパイアの方が効果的です。
不穏なる闇の街は、自傷しながらデッキを圧縮してキーカードのヨルムンガンドや闇喰らいの蝙蝠へのアクセスを高めます。双石の悪魔はドロー2枚か確定除去のどちらかを選べますが、どちらも自傷があるのでヨルムンガンドヴァンパイアなら生かせます。
紅の渇望はEP(進化権)を回復する新カードですが、これにも自傷が付いています。狂恋の華鎧・ヴィーラの進化効果が強いデッキなので、EPの回復はありがたいです。
このように、新パック「蒼空の騎士」のヴァンパイアは、ヨルムンガンドヴァンパイアを強化する新カードが集中的に追加されています。
ちなみに、ヨルムンガンドヴァンパイアは低コストのスペルやアミュレットが多めなので、レジェンダリーファイターの採用も面白いと思います。