ミッドレンジロイヤル(23連勝デッキ、ローテーション)
7月18日のナーフ後の新環境で、ぱちすた氏のグランドマスター23連勝のミッドレンジロイヤルのデッキレシピです。
ミッドレンジロイヤルはナーフで弱体化されましたが、ローテーション環境でTier1(使用率2位)を維持しています。
蒼空の騎士の新カードは、「高潔なる騎士・レイサム」「真紅の穿光・ゼタ」「ドラゴンナイツ」の3種類です。
ナーフ後のミッドレンジロイヤルは、小さな聖騎士・シャルロッテと円卓会議の採用率の減少と、3コスト枠で嵐の槍使いの採用率の増加が特徴です。
天狐ビショップが減少して、操り人形ネメシスが増加したのが主な原因だと思います。
操り人形ネメシスに対しては、シャルロッテに進化権を切るよりも、先陣の騎兵に進化権を切って回復した方が強いです。また、5ターン目に「先陣の騎兵進化+白と黒の決闘」で、6ターン目にイメラかマグナスを使うための準備ができるので、先陣の騎兵が使いやすくなっています。
嵐の槍使いはエンハンスの効果が強いですし、スタッツ1/3の歴戦の鷹匠、銀氷のドラゴニュート・フィルレイン、心眼の双葬女・レディ・グレイなどを上から取れます。それに加えて、ロイヤルミラーの後攻で、先攻3ターン目に出された静かなる炎将・マーズを返せるのが大きいです。
本記事の23連勝デッキは、円卓騎士が抜けた5コスト枠にバルバロッサが2枚採用されていますが、ロイヤルミラーの後攻でドラゴンナイツの「不撓不屈の騎士・ヴェイン」を返すために、「銀嶺の秘剣士」を採用したデッキレシピもあります。
ミッドレンジロイヤルは、幅広いデッキタイプに対して互角以上に戦えるのですが、ロイヤルミラーの後攻の勝率が非常に低い(37.7%)のが一番の弱点です。嵐の槍使い、先陣の騎兵、バルバロッサなどはロイヤルミラーの後攻が意識されたフォロワーだと思います。
ただし、白と黒の決闘のナーフの影響と、シャルロッテや円卓会議が抜けたデッキ構築の変化で、ギガントキマイラウィッチとランプドラゴンと原初ドラゴンに対しては、ナーフ前に多かった構築よりもかなり弱体化しています。
Shadowverse Logの勝率データによると、
対ギガントキマイラウィッチ:58.4%→52%
対ランプドラゴン:61.8%→53.2%
対原初ドラゴン:63.6%→40.3%
※ナーフ前は2018年7月9日~7月15日のデータを参照。ナーフ後は7月23日~2018年7月29日の最新データを参照。
となり、環境上位(Tier2以内)のギガントキマイラウィッチとランプドラゴンに対して、大幅有利から微有利までデッキ相性が悪くなっています。
ミッドレンジロイヤルは、操り人形ネメシス(勝率49.5%)やアグロエルフ(勝率49.2%)に対してほぼ互角なので、Tier1に大幅有利な相手がいないという状況です。
ランクマッチでは大型連勝がかなり減っていますし、BO3のルールでは大幅有利な相手が少なくなったので、特定のデッキタイプをメタりづらくなりました。
しかし、勝率45%を切る相手が原初ドラゴンしかいないので、さまざまなデッキタイプがひしめいている環境では安定感が抜群です。ミッドレンジロイヤルは最新のデータで、使用率2位(Tier1)、全体勝率5位(52.4%)を記録しており、安定感の高さが数字にも現れています。
ミッドレンジロイヤルのデッキレシピの引用元ツイッター
7月ローテのお友に使用したロイヤルです。
最終日に23連勝できました!
ランクマって安定感が大事ぃ! pic.twitter.com/r6ga7UvwWs— ぱちすた (@pachisuta) July 31, 2018