ミッドレンジネクロ(26連勝デッキ、アンリミテッド)
7月18日のナーフ後の環境で、potofu氏のアンリミテッド26連勝のミッドレンジネクロのデッキレシピです。
ミッドレンジネクロはアンリミテッド環境のTier1(使用率1位)で、骸の王が採用されているタイプと不採用のタイプの2種類があります。
ナーフ後環境で、骸の王採用型の23連勝デッキ(↓)や、不採用型のミッドレンジネクロの19連勝デッキ(↓↓)がデッキレシピの例です。
本記事のミッドレンジネクロは、一見よくあるデッキレシピのように見えて、実は非常に上手く現環境に対応しているように思えます。
具体的には、2~4コスト枠のフォロワー構成です。
2コストフォロワー(破魂の少女の採用)
ミッドレンジネクロの19連勝デッキと比較すると、破魂の少女が2枚採用されている部分が異なります。
どのデッキに対しても有効なカードですが、特に刺さりそうなのは復讐ヴァンパイアです。
揺らぎの斬姫・ナルメアや狂恋の華鎧・ヴィーラの進化後を2コストで簡単に取れるのは大きいですし、ダークジェネラルなどの疾走フォロワーがフェイス進化した場合でも対応しやすくなります。
3コストフォロワー(闇の従者の採用)
闇の従者は、OTKエルフや超越ウィッチにとってやっかいなイメージがあります。
OTKエルフの場合は、単純に3コストで総スタッツが1/1+4/4=5/5で大きいので処理しにくいですし、森の意志を打ちづらくなります。
超越ウィッチの場合は、3コストのフォロワーなので虹の輝きで返せないですし、闇の従者を放置すればフェイス進化されます。
また、ネクロマンサーミラーでは、よろめく不死者やネクロアサシンのランダム除去を相手が使いづらくなるのがメリットです。
闇の従者は対アグロの後攻で弱いというイメージがあるのですが、現在のミッドレンジネクロは「心眼の双葬女・レディ・グレイ」や死の祝福で、対アグロが非常に強くなっているので、おそらく後攻で闇の従者を置く展開でも大丈夫ということでしょう。
そもそも、現在のアンリミテッド環境でTier1~2以内にいるアグロデッキは、アグロ秘術ウィッチぐらいです。
ミッドレンジネクロの19連勝デッキと比較すると、純心の歌い手が不採用ですが、超越ウィッチが増加している環境では、テンポロスが気になるところです。
4コストフォロワー(ネクロアサシンの採用)
3枚採用のネクロアサシンが強い環境になっています。
4コスト枠は骨の貴公子、ウルズ、夜の令嬢・セレス、災厄の屍王あたりも採用候補です。
骨の貴公子はミッドレンジネクロでの優先度は高く、本記事の26連勝デッキでも2枚採用されていますが、闇の従者との相性が、ボーンキマイラやスカルリングと比べるとやや悪いでしょう。
ウルズは「3T闇の従者→4Tウルズ」のコンボが有名ですが、揺らぎの斬姫・ナルメアの進化時効果で上から取られてしまいますし、開闢の錬金術師・カリオストロの進化時効果でもウルズとリッチの2体は処理されるので、決め手になるほど強くはないイメージです。
ただし、超越ウィッチやOTKエルフには強いですし、ミッドレンジネクロミラーでは盤面に闇の従者が残ると、よろめく不死者やネクロアサシンのランダム除去が使いにくくなるので、ウルズも悪くないと思います。
環境上位に復讐ヴァンパイアがいないなら、ウルズ採用は有力なのではないでしょうか。
夜の令嬢・セレスは、対アグロでは強いですが、そのアグロデッキの数がそれほど多くない環境です。Tier1の復讐ヴァンパイアは、進化後フォロワーの攻撃力6が多いので、進化後セレスが取られやすくなっています。
超越ウィッチや復讐ヴァンパイアがもう少し減少して、アグロデッキが増加してきたら、夜の令嬢・セレスも悪くないと思います。
災厄の屍王は死の祝福や魔将軍・ヘクター用のネクロマンスを使ってしまうのが欠点で、先攻4ターン目に強くないのも気になります。
最後にネクロアサシンですが、よろめく不死者、闇の従者、怪物の少女・フラン、骨の貴公子のいずれとも相性が良く、先攻でも後攻でも強く、復讐ヴァンパイアに強く、秘術ウィッチの夜の魔術師に強く、骸の王に強く、その他の大型フォロワーが出てくるデッキ全般に強い、という感じです。
小型フォロワーを横並べするデッキに対しては弱いですが、闇の従者の場合と同じく、対アグロは「心眼の双葬女・レディ・グレイ」や死の祝福で強くなっていますし、アグロ自体がアンリミテッド環境でそれほど多くないということでしょう。
ミッドレンジネクロのデッキレシピの引用元ツイッター
アンリミにおいてミッドレンジネクロで最終的に26連勝までいきました。
ヘクター楽しい。 pic.twitter.com/4CpXNYkIsR— potofu/WLN (@shadolions) August 2, 2018