ミッドレンジエルフ(25連勝デッキ、ローテーション)
新パック「蒼空の騎士」の新カード追加後のローテーション環境で、こしみつ氏のグランドマスター25連勝のミッドレンジエルフのデッキレシピです。
蒼空の騎士の新カードは、「天禀の射手・メーテラ」2枚のみが採用されています。
翠嵐型アグロエルフとミッドレンジエルフの中間のようなデッキ構築が特徴です。
エルフの他の連勝デッキとの比較
翠嵐の斧使い型アグロエルフの27連勝デッキ(↓)と比較すると、
OUT:ゴブリン1枚、リーフマン1枚、レーネ1枚、メーテラ1枚
IN:リラ3枚、イピリア1枚
なので、このデッキの最大の特徴は、大魔法の妖精・リラの3枚採用です。
ミッドレンジエルフの28連勝デッキ(↓)と比較すると、
OUT:レーネ1枚、スターリーエルフ2枚、メーテラ1枚、セルウィン2枚
IN:ゴブリン2枚、リラ3枚、イピリア1枚
なので、大魔法の妖精・リラの3枚採用がやはり大きな特徴ですが、ゴブリン2枚とイピリア1枚の採用でやや低コスト側にシフトしています。
大魔法の妖精・リラと3コストフォロワー枠について
大魔法の妖精・リラは、確定除去の効果を内蔵しています。
確定除去の効果により、交戦ダメージを1回無効化できますし、スタッツ1/4で体力が高いので盤面に残りやすいです。エルフの3コストの中では、最も盤面に強いフォロワーと言ってよいでしょう。
翠嵐の斧使い採用型のエルフは、通常のアグロエルフよりも長期戦に強くなります。長期戦で重要な要素として、大型フォロワーの除去能力がありますが、このデッキでは翠嵐の斧使いやメーテラに加えて、大魔法の妖精・リラでも大型フォロワーを除去できます。
エルフの3コスト枠の種類と採用枚数は、前環境のエルフでもよく議論されていました。
コントロールエルフ(ミッドレンジエルフ)では、大魔法の妖精・リラ3枚とスターリーエルフ1枚(+純心の歌い手)が最適なバランスという意見があり、実際にレーティング杯優勝のコントロールエルフのデッキでは、リラ3枚とスターリーエルフ1枚(+純心の歌い手2枚)になっています。
この採用枚数の背景には、リラのカードパワーがとにかく高いという理由と、茨の森3枚とスターリーエルフ1枚の計4枚で茨の森へのアクセスは十分という判断があったと思います。当時のコントロールエルフでは、対空射撃に加えて愛の妖精・ポーラで茨の森を手札に戻すことができたからです。
本記事のデッキのようなアグロ寄りのミッドレンジエルフだと話は変わってきますが、先ほどの翠嵐型アグロエルフの27連勝デッキでもスターリーエルフは1枚になっています。
デッキバランス全般について
1コストフォロワーは、ウォーターフェアリー3枚とゴブリン2枚で計5枚です。
ミッドレンジネクロで、スカルビースト3枚とゴブリン2枚のデッキ構築が多いことを思い出すと、意外と違和感のない採用枚数かもしれないです。(参考デッキ:プロリーグ使用のミッドレンジネクロの3つのデッキ)
エルフの鍛冶師・レーネ2枚、天禀の射手・メーテラ2枚は、進化時効果を持つフォロワーです。大魔法の妖精・リラ3枚も進化権を効果的に使えるフォロワーなので、レーネの枚数が調整されていると思います。
リーフマン2枚とイピリア1枚は、両方とも5PPで強く使えるカードで、採用枚数が散らされています。
リーフマンは2コスト2/2としても使えるので、2ターン目に出しやすいフォロワーが、「フェアリーウィスパラー3枚」「歴戦の鷹匠3枚」「リーフマン2枚」「エルフの鍛冶師・レーネ2枚」の合計10枚です。
リーフマンは天狐の社ビショップ、ギガントキマイラウィッチ、ドラゴンなど効果的に使えるクラスが多いですが、ネメシスの外界からの侵略者・バジリスには耐性がないです。
イピリアは盤面が空でも置きやすいのと、ギガントキマイラウィッチへの強さが特徴ですが、天狐の社やテールスイングで処理されてしまうこともあります。
ミッドレンジエルフにイピリアは珍しいですが、5コストカードとしてデッキバランスが調整されているのと、リーフマンとの使い分けができるのがメリットだと思います。
デッキバランスが細かく調整されており、洗練されたデッキレシピという印象です。
ミッドレンジエルフのデッキレシピの引用元ツイッター
25連勝したミッドエルフ置いときます。リラ3積みは"ガチ"#シャドウバース#いいねしたシャドバ勢全員フォローする #RTしたシャドバ勢全員フォローする pic.twitter.com/AoIK2HmmUq
— こしみつ (@koshimitsu_00_) July 11, 2018