骸ヘクターミッドレンジネクロ(プロリーグ、きょうま選手)
シャドウバース・プロリーグ(第10節、7月15日)で、きょうま選手が持ち込んだ骸ヘクターミッドレンジネクロのデッキレシピです。
ヘクターミッドレンジネクロに、骸の王のコンボを組み込んだ面白いデッキです。
先週の第8節では、きょうま選手vsミル選手のミッドレンジネクロミラーとなりましたが、魔将軍・ヘクターを引けた枚数の差で、きょうま選手は敗れてしまいました。
ミッドレンジネクロミラーで、魔将軍・ヘクターの枚数が決め手になるという認識で、ミル選手の方はヘクターを再利用できる「冥河の導き手」を今節では1枚採用しています。第8節のミル選手のミッドレンジネクロから「アンドレアルフス1枚→冥河の導き手1枚」で1枚のみ変更されたデッキレシピです。
一方で、きょうま選手は骸の王を積むという大胆なデッキ変更をしてきました。
先週の第8節のきょうま選手のヘクターミッドレンジネクロ(↓)と比較してみます。
OUT:ゴブリン2枚、ゾンビパーティ3枚、ボーンキマイラ3枚、ウルズ1枚、ネクロアサシン1枚、骨の貴公子1枚、死の祝福1枚
IN:天界への階段3枚、アンドレアルフス1枚、怪物の少女・フラン1枚、スカルリング3枚、デスタイラント1枚、骸の王3枚
となっており、デッキ40枚中の28枚は共通しています。
2T:天界への階段
3T:スカルリング→骸の王
の3ターン骸のコンボパーツが計9枚入っているので、普通のミッドレンジネクロから色々と抜けています。
ボーンキマイラ3枚がスカルリング3枚に置き換わっていますが、スカルリングはミッドレンジネクロの採用カードとしても普通なので、この部分は自然にカードが入れ替わっています。終盤では骸の王と一緒に出すと、スカルリングが腐りにくいメリットもあります。
その他は、骨の貴公子や死の祝福が3枚から2枚になるなど、全体のバランスは崩さないように少しずつカードを減らしているイメージです。比較的目立つのは、ゾンビパーティがゼロになっている部分でしょうか。
デスタイラント1枚は、ドローソースが豊富でネクロマンスが溜まりやすい骸ネクロでは強力なフィニッシャーです。
OTKエルフ(プロリーグ、ふぇぐ選手)
対戦相手のふぇぐ選手のOTKエルフには大魔法の妖精・リラが2枚入っているので、先攻なら3ターン骸を返す手段があります。また、眠れる妖精の森(2枚)のチョイスの妖精の大あくびもあるので、他の手札を組み合わせて一時しのぎすることは可能です。
しかし、返せなかったら勝ち、となりやすいので基本的に受け身の側よりも仕掛ける側の方が有利です。
そもそもミッドレンジネクロはOTKエルフに有利なので、このマッチはきょうま選手が有利でしょう。
復讐ヴァンパイア(プロリーグ、ふぇぐ選手)
ふぇぐ選手のもう一つのデッキが復讐ヴァンパイアです。
復讐ヴァンパイアで3ターン骸に対処しようとすると、揺らぎの斬姫・ナルメアの進化時効果で取るのが最もスムーズでしょうか。この場合はどうせ復讐状態に入るので、骸の王に1回なら殴らせても問題ないです。
しかし、ナルメア以外だとけっこう対処に苦労しそうで、先攻4ターン目にベルフェゴールを置けなくなるとか、苦労してトレードしてアドバンテージを失うとか、厳しい状況になりそうです。
ナルメアの進化時効果やひねくれ者の悪魔の守護の関係で、ヴァンプ後攻の方が骸プランには対処しやすそうですが、ネクロ先攻の場合は骸プランではなくヘクターミッドレンジプランの方を重視するかもしれないです。
データによるとミッドレンジネクロは復讐ヴァンパイアに対して有利なのですが、骸ネクロとのハイブリッド型でどのような違いがあるかに注目したいです。