7月18日のナーフ前に、ナーフ後の環境予想記事を書いたのですが、予想がどれぐらい的中していたか検証しています。
最新の環境レポート(7月23日~7月29日)のローテーション環境のデータを用いて、
・エルフ(イピリアがナーフ)
・ロイヤル(ワルツ、白と黒の決闘がナーフ)
・ビショップ(天狐の社、封じられた法典がナーフ)
・その他のクラスとデッキタイプの予想と結果
の順番でまとめています。予想的中率は7~8割でしたが、いくつかの点では大きく外してしまいました。
エルフ(イピリアのナーフの影響)
ナーフ前に書いたナーフ後環境予想の記事では、
・イピリアがナーフされてもエルフはあまり弱体化されない。
・翠嵐の斧使い型が有力となる。
・ナーフ後環境ではTier1候補。
最新の環境レポートによる結果は、
・エルフの勝率53.1%でナーフ前と同程度(◎)
・翠嵐の斧使い型の連勝デッキが多数(◎)
・アグロエルフはTier1.5ぐらいの立ち位置(◯)
◎:予想的中、◯:おおむね的中
というわけで、予想はおおむね当たっていました。
環境上位デッキとの相性(予想→結果)は、アグロエルフのデータを用いると、
操り人形ネメシス:互角に近い→微不利(47.2%)(△)
ミッドレンジロイヤル:互角に近い→ほぼ互角(50.8%)(◎)
聖獅子ビショップ:明確に有利→大幅有利(76.3%)(◎)
ギガントキマイラウィッチ:明確に有利→大幅有利(65.9%)(◎)
ドラゴン:有利→有利(ランプドラゴンに対して59.8%)(◎)
◎:予想的中、△:少し外す
となり、操り人形ネメシスとのデッキ相性を少し外しています。外界からの侵略者・バジリスが予想以上にアグロエルフに刺さったり、心無き決闘の採用枚数が増加して守護の枚数が増えたりした影響が出ていると思います。
ロイヤル(ワルツと白と黒の決闘のナーフの影響)
ナーフ前に書いたナーフ後環境予想の記事(および、ナーフ前の環境レポート記事で大雑把に勝率予想)では、
・ナーフの影響は大きく、勝率2~3%の影響。
・Tier2予想だが、Tier1維持の可能性もある。
最新の環境レポートによる結果は、
・勝率ナーフ前53.9%→ナーフ後51.7%(◎)
・Tier1維持だが使用率2位でトップから転落。(△)
◎:予想的中、△:少し外す
となっており、Tier2予想は外しましたが、勝率の影響は予想範囲内でした。
環境上位デッキとの相性(予想→結果)は、ミッドレンジロイヤルのデータを用いると、
操り人形ネメシス:互角に近い→ほぼ互角(勝率49.5%)(◎)
エルフ:互角に近い→ほぼ互角(アグロエルフのデータで勝率49.2%)(◎)
聖獅子ビショップ:微不利→有利(勝率56.4%)(×)
ギガントキマイラウィッチ:微有利→微有利(勝率52%)(◎)
ドラゴン:微有利→微有利(ランプドラゴンのデータで勝率53.2%)(◎)
◎:予想的中、×:大きく外す
となり、聖獅子ビショップとのデッキ相性を外していますが、その他の予想はおおむね当たりました。
対ギガントキマイラウィッチと対ドラゴンは、ナーフの影響もありますが、小さな聖騎士・シャルロッテと円卓会議が不採用のデッキレシピが増加した影響もあります。
ビショップのナーフの影響(天狐の社、封じられた法典)
ナーフ前に書いたナーフ後環境予想の記事では、
・天狐ビショップは予測不能レベルの弱体化。
・教会ビショップとのハイブリッド型が増える。
・教会ビショップはTier2に上がってもおかしくない。
・聖獅子ビショップはTier2~3に落ちる。
最新の環境レポートによる結果は、
・天狐ビショップは勝率54.6%でナーフ後も強い。(×)
・天狐教会のハイブリッド型は増加している。(◎)
・教会ビショップはTier2に上がる。(◯)
・聖獅子ビショップはTier2~3に落ちる。(◎)
◎:予想的中、◯:おおむね的中、×:大きく外す
となっており、教会ビショップと聖獅子ビショップは予想通りでしたが、天狐ビショップの底力を完全に侮っていました。
天狐の社を出せずに負けたデータが含まれていない可能性があり、実際の勝率は54.6%よりは低いことが予想されますが、ナーフ後でも天狐ビショップは強いです。特に環境トップの操り人形ネメシスに対して有利が付くのが大きいと思われます。
その他のクラスとデッキタイプの予想と結果
予想→結果をまとめると、
操り人形ネメシス:Tier1→Tier1(◎)
ギガントキマイラウィッチ:Tier2→Tier1(△)
ジャバウォックドラゴン:Tier2→データなし(ランプドラゴンのデータではTier2)
血統ヴァンパイア:Tier2→Tier4(×)
アーカスネクロ:Tier3→Tier3~4(◯)
アーティファクトネメシス:Tier3→Tier3(◎)
◎:予想的中、◯:おおむね的中、△:少し外す、×:大きく外す
という感じで、ギガントキマイラウィッチと血統ヴァンパイアを外しました。
スペルウィッチは人気のデッキタイプなので、勝率が5割を切っていても、勝率がある程度の水準を超えると一気に使用率が増加することを重くみるべきでした。
血統ヴァンパイアは一時期の勝率データが非常に高かったことに惑わされたのが外れた原因で、サンプル数が少ないデータについては慎重になるべきというのが反省点です。
その他については、おおむね予想が当たっています。
ナーフ前に書いたナーフ後環境予想の記事は、予想が7~8割は的中していたのですが、天狐ビショップの強さを侮っていたのが大きな失点となってしまいました。また、原初ドラゴンの大躍進は想定外でした。
環境関連の記事のまとめ
(ナーフ前に書いたナーフ後環境予想↓)
(7月23日~7月29日の環境レポート↓)
(7月16日~7月22日の環境レポート↓)
(7月9日~7月15日の環境レポート↓)
(7月2日~7月8日の環境レポート↓)