JCG Shadowverse Open 6th Season Vol.12(7月21日、ローテーション大会)と、JCG Shadowverse Open 6th Season Vol.13(7月22日、ローテーション大会)で、ギガントキマイラウィッチのベスト16以上のデッキレシピ11個をまとめています。
上記の2つのJCG大会で、決勝トーナメントまで進んだベスト16以上のギガントキマイラウィッチはすべて網羅しています。
7月22日:ベスト8(2つ)、ベスト16(2つ)
7月21日:準優勝、ベスト4(2つ)、ベスト8(2つ)、ベスト16(2つ)
の計11個です。JCG大会で上位の成績を多く残しているので、ギガントキマイラウィッチはBO3のルールで有力ということが分かります。
最後に、採用カードやBO3の相方についてのまとめもあります。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト8デッキ、7月22日)
7月22日のJCGローテーション大会で、marukome氏のベスト8のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、BO3の相方は操り人形ネメシスです。
決勝トーナメントでは、ミッドレンジロイヤルと教会ビショップの組み合わせに負けています。
道中で、操り人形ネメシスとミッドレンジエルフの組み合わせには勝っており、ギガントキマイラウィッチは操り人形ネメシスに勝っています。
キングスノーマン1枚、アイシクルランス3枚、ノヴァフレア3枚で除去スペルが多いのが特徴です。逆に、呼び覚まされし禁忌とゴーレムアサルトは不採用です。
キングスノーマンは操り人形ネメシスに刺さりやすく、外界からの侵略者・バジリスの進化時効果で処理はできるのですが、進化権が切れた後だとかなり処理しづらいと思います。ランクマッチなどでも、最近ではちらほら見かけるので、要警戒のカードでしょう。
今回調べた2回のJCG大会の決勝トーナメントでの「ギガントキマイラウィッチvs操り人形ネメシス」は、
・ギガントキマイラウィッチvs操り人形ネメシスが確定の試合ではギガキマの3戦全勝。
・操り人形ネメシスと当たったか不明な3試合では、BO3の勝敗として3戦2勝1敗。
となっており、ギガントキマイラウィッチは、操り人形ネメシスには十分に戦えているイメージです。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト8デッキ、7月22日)
7月22日のJCGローテーション大会で、赤雪ダイクン氏のベスト8のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、BO3の相方は天狐ビショップです。(ちなみに、前日のJCG準優勝のギガントキマイラウィッチとデッキレシピは同じです)
決勝トーナメントでは、操り人形ネメシスとミッドレンジロイヤルの組み合わせに負けています。
道中では、操り人形ネメシスと教会天狐ハイブリッド型ビショップの組み合わせには勝っています。
どちらも、ギガントキマイラウィッチがどちらに当たったかは不明です。
呼び覚まされし禁忌3枚、アイシクルランス3枚、ギガントキマイラ1枚が特徴です。対ミッドレンジロイヤルが意識されている構築となっています。
BO3の相方は天狐ビショップです。
ナーフ前環境では、天狐ビショップが操り人形ネメシスに対して有利だったので、天狐ビショップとギガントキマイラウィッチで操り人形ネメシスを通さないという組み合わせが考えられましたが、ナーフで天狐ビショップのデッキパワーが落ちたので、操り人形ネメシスを抑え切れるかは微妙なところです。
ちなみに、ギガントキマイラウィッチと天狐ビショップの組み合わせだと、最速のリントヴルムを狙うタイプのリントヴルムドラゴンには弱いかもしれないです。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト16デッキ、7月22日)
7月22日のJCGローテーション大会で、つぶ氏のベスト16のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、BO3の相方はミッドレンジエルフです。
操り人形ネメシスとミッドレンジロイヤルの組み合わせに負けていますが、ギガントキマイラウィッチは操り人形ネメシスに勝っています。
呼び覚まされし禁忌3枚、ノヴァフレア1枚、絶望のキマイラ1枚が特徴です。逆に、アイシクルランスは不採用となっています。
今回調べた11個のデッキレシピのうち、絶望のキマイラが採用されているのは3つで、採用枚数は1~2枚です。
BO3の相方はミッドレンジエルフです。
ミッドレンジエルフは、幅広いデッキに対して互角ぐらいに戦えるイメージなので、ギガントキマイラウィッチとミッドレンジエルフは特定のデッキタイプをメタるという組み合わせではないと思います。
現環境は有力なデッキタイプの種類が多く、特定の相手をメタるのが有効かどうかは微妙なところで、デッキパワーの高さや自分が得意かどうかでデッキを選んだ方が勝ちやすいかもしれないです。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト16デッキ、7月22日)
7月22日のJCGローテーション大会で、shosuke氏のベスト16のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、BO3の相方は操り人形ネメシスです。
決勝トーナメントでは、聖獅子ビショップとアグロエルフの組み合わせに負けており、ギガントキマイラウィッチは聖獅子ビショップに負けています。
熾天使の剣3枚とノヴァフレア2枚が特徴で、呼び覚まされし禁忌は不採用です。
聖獅子ビショップとアグロエルフの組み合わせは、ギガントキマイラウィッチにとってはどちらも不利で、ギガントキマイラをメタる組み合わせとなっています。
熾天使の剣3枚で聖獅子ビショップ対策をしているので、先攻を取れればどうにかなるイメージですが、後攻だとなかなか厳しいのではないでしょうか。
ノヴァフレア2枚採用で、進化で1面処理しかできない宿命の語り部・ルーニィを2枚に抑えていることから、アグロエルフ対策の意識も高いデッキレシピだと思います。熾天使の剣も進化後の2コスト以下のフォロワーを取るときに便利です。
BO3の相方は操り人形ネメシスですが、不利が付く相手がほとんどいないデッキなので、ギガントキマイラウィッチとの組み合わせも有力だと思います。ギガントキマイラウィッチが苦手なアグロエルフや聖獅子ビショップも操り人形ネメシスなら取れます。
ギガントキマイラウィッチ(JCG準優勝デッキ、7月21日)
7月21日のJCGローテーション大会で、Ruin氏の準優勝のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、BO3の相方は翠嵐型アグロエルフです。ちなみに、翌日のJCG大会で同じデッキレシピがベスト8に入っています。
決勝では伝説の幕開けフェイスロイヤルと翠嵐型アグロエルフの組み合わせに負けており、ギガントキマイラウィッチが通過できなかったようです。
道中では、ギガントキマイラウィッチと教会天狐ビショップの組み合わせに勝っています。
また、翠嵐型アグロエルフと原初ジャバウォックドラゴンの組み合わせにも勝っており、ギガントキマイラウィッチは翠嵐型アグロエルフの方に勝って抜けています。
さらに、ミッドレンジロイヤルと原初ドラゴンの組み合わせにも勝っています。
呼び覚まされし禁忌3枚、アイシクルランス3枚、ギガントキマイラ1枚が特徴です。
フェイスロイヤルとアグロエルフのアグロ2本の組み合わせは、ギガントキマイラウィッチにとって基本的に厳しいですが、最近のアグロエルフは翠嵐の斧使い採用型が多いので、イピリアのナーフ前よりは戦いやすくなっています。
BO3の相方は翠嵐型アグロエルフですが、ミッドレンジロイヤルと操り人形ネメシス以外には大体有利が付くので、ギガントキマイラウィッチとの組み合わせは有力です。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト4デッキ、7月21日)
7月21日のJCGローテーション大会で、ユッド・アレフ氏のベスト4のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、相方は教会天狐ビショップです。
決勝トーナメントでは、ギガントキマイラウィッチと翠嵐型アグロエルフの組み合わせに負けています。
道中では、ギガントキマイラウィッチと原初ドラゴンにの組み合わせに勝ち、ギガントキマイラウィッチは原初ドラゴンに勝っています。
また、翠嵐型アグロエルフとミッドレンジロイヤルの組み合わせに勝っていて、ミッドレンジロイヤルの方には負け、翠嵐型アグロエルフには勝っています。
呼び覚まされし禁忌3枚、月と太陽1枚の採用が特徴です。
前述のJCG準優勝デッキも呼び覚まされし禁忌採用型で、翠嵐型アグロエルフに勝ったり負けたりという感じなので、おそらく大幅な不利は付いていないのでしょう。
BO3の相方が教会天狐ビショップで、ハイブリッド型なのでデッキ相性を決めるのが難しいですが、教会ビショップも天狐ビショップも、ミッドレンジロイヤルや操り人形ネメシスには互角ぐらいです。ただし、ギガントキマイラウィッチには不利が付くようなので、ミラーが重要な組み合わせだと思います。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト4デッキ、7月21日)
7月21日のJCGローテーション大会で、血小板ちゃんのベスト4のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、BO3の相方はミッドレンジロイヤルです。
決勝トーナメントでは、伝説の幕開けフェイスロイヤルと翠嵐型アグロエルフの組み合わせに負けています。
道中では、ミッドレンジロイヤルとアーティファクトネメシスの組み合わせと、ミッドレンジロイヤルと教会天狐ビショップの組み合わせに勝っています。どちらに勝って抜けたのかは不明です。
ノヴァフレア2枚、アイシクルランス2枚、宿命の語り部・ルーニィ2枚、マジックオウル2枚、ゴーレムアサルト2枚、ゴーレムの練成2枚、絶望のキマイラ1枚で、2枚採用が多いのが特徴となっています。呼び覚まされし禁忌は不採用です。
2枚採用が多いのは、幅広い相手に対応したいという思惑かもしれません。
BO3の相方のミッドレンジロイヤルは、幅広い相手に有利が付くデッキタイプです。互角なのは操り人形ネメシス、ミッドレンジエルフ、教会ビショップぐらいでしょうか。ギガントキマイラウィッチもロイヤル対策を積めば十分に戦えます。
ただし、ロイヤルミラーの後攻と対教会ビショップの後攻の勝率は非常に悪いです。
ギガントキマイラウィッチも後攻で大幅不利なマッチアップがけっこうあるので、ギガントキマイラウィッチとミッドレンジロイヤルの組み合わせは先攻が欲しくなると思います。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト8デッキ、7月21日)
7月21日のJCGローテーション大会で、yukin氏のベスト8のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、相方は原初ドラゴンです。
決勝トーナメントでは、ギガントキマイラウィッチと教会天狐ビショップの組み合わせに負けていますが、ギガントキマイラウィッチは抜けています。
道中では、操り人形ネメシスとミッドレンジロイヤルの組み合わせに勝っており、ギガントキマイラウィッチはミッドレンジロイヤルには負けましたが、操り人形ネメシスには勝っています。
熾天使の剣3枚、ノヴァフレア2枚、ゴーレムアサルト2枚です。
呼び覚まされし禁忌やアイシクルランスが不採用なので、ミッドレンジロイヤルには弱い構築となっていますが、熾天使の剣3枚でビショップ対策の方は重視されています。
BO3の相方は原初ドラゴンとなっています。原初ドラゴンがミッドレンジロイヤルに強いので、ギガントキマイラウィッチをビショップ対策の構築にしているのかもしれないです。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト8デッキ、7月21日)
7月21日のJCGローテーション大会で、JJ氏のベスト8のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、相方は教会ビショップです。
決勝トーナメントでは、伝説の幕開けフェイスロイヤルと翠嵐型アグロエルフの組み合わせに負けています。
道中で、操り人形ネメシスと翠嵐型アグロエルフの組み合わせには勝っています。
どちらもギガントキマイラウィッチがどちらに当たったのかは不明ですが、他の対戦結果から操り人形ネメシスに対しては互角以上の相性となっていますし、翠嵐型アグロエルフに対しても十分にチャンスがあるようです。
呼び覚まされし禁忌採用型で、熾天使の剣1枚、ノヴァフレア1枚、キングスノーマン1枚で、メタカードの1枚採用が特徴となっています。
熾天使の剣は対ビショップ、ノヴァフレアは対エルフ、キングスノーマンは対操り人形ネメシスという感じです。ちなみに、キングスノーマンは守護がアグロエルフ対策になりそうですが、出せるターンが遅いので、翠嵐の斧使い採用型に対してはリーダー付与能力で押し込まれやすいです。
BO3の相方は教会ビショップです。教会ビショップは操り人形ネメシスにほぼ互角ですし、ミッドレンジロイヤルにはやや有利が付くようなので有力だと思います。
ただし、ギガントキマイラウィッチと教会ビショップは両方とも聖獅子ビショップが苦手なので、この組み合わせは聖獅子ビショップ対策の必要性が高くなりそうです。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト16デッキ、7月21日)
7月21日のJCGローテーション大会で、dauntless氏のベスト16のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、BO3の相方は操り人形ネメシスです。
決勝トーナメントでは、翠嵐アグロエルフと原初ジャバウォックドラゴンに負けています。
呼び覚まされし禁忌採用型で、熾天使の剣2枚、ゴーレムアサルト2枚、月と太陽1枚、ギガントキマイラ2枚です。ノヴァフレアやアイシクルランスは不採用となっています。
月と太陽が採用されているデッキレシピが2つあるのですが、どちらも呼び覚まされし禁忌採用型です。
ギガントキマイラウィッチは基本的には手札があふれやすいデッキなのですが、宿命の語り部・ルーニィで滅亡の予言を取る場合や、3ターン目に呼び覚まされし禁忌を置いたりして、精神統一を打たないパターンでは手札に困ることもあります。
ギガントキマイラが2枚に抑えられており、滅亡の予言を取るプランも意識されているので、月と太陽が採用されているのだと思います。
BO3の相方は操り人形ネメシスです。
今回まとめた11個のJCG決勝トーナメント進出のギガントキマイラウィッチの中で、BO3の相方は操り人形ネメシスが最多の3つです。ただし、最多でも3つなので、ギガントキマイラウィッチの相方はかなり分散しています。
ギガントキマイラウィッチ(JCGベスト16デッキ、7月21日)
7月21日のJCGローテーション大会で、亮太氏のベスト16のギガントキマイラウィッチのデッキレシピで、相方は教会ビショップです。
決勝トーナメントでは、伝説の幕開けフェイスロイヤルと翠嵐型アグロエルフの組み合わせに負けており、教会ビショップの方は抜けたのですが、ギガントキマイラウィッチが両方に負けています。
呼び覚まされし禁忌採用型で、絶望のキマイラ2枚、宿命の語り部・ルーニィ2枚です。ノヴァフレアやアイシクルランスは不採用となっています。
絶望のキマイラ2枚、ギガントキマイラ3枚、フレイムデストロイヤー3枚でフィニッシャーの枚数が多めなのが特徴です。
BO3の相方は教会ビショップです。
ギガントキマイラウィッチと教会ビショップの組み合わせは、対操り人形ネメシスを意識した組み合わせだと思います。ミッドレンジロイヤルなどにも十分に戦えます。
BO3のギガントキマイラウィッチの相方として、今回まとめた11個の中では、教会ビショップ2つと教会天狐ビショップが1つで、ハイブリッド型と合わせると計3つで操り人形ネメシスと並びます。
天狐ビショップも1つあるので、ギガントキマイラウィッチの相方として、クラス別で見るとビショップが一番人気となっています。
ギガントキマイラウィッチのまとめ(JCG大会、BO3)
・呼び覚まされし禁忌採用型と不採用型の両方ある。
・呼び覚まされし禁忌採用型7、不採用型4なので、採用型の方が多い。
・呼び覚まされし禁忌採用型では、ギガントキマイラが1~2枚に減ることもある。
・呼び覚まされし禁忌採用型では、月と太陽が1枚採用されることもある。
・絶望のキマイラは1~2枚採用されたデッキレシピもある。
・熾天使の剣、アイシクルランス、ノヴァフレア、キングスノーマンなどの対策カードは採用不採用が分かれる。
・開闢の錬金術師・カリオストロは採用されていない。
BO3の相方として、
・操り人形ネメシス3
・教会ビショップ2
・教会天狐ビショップ1
・天狐ビショップ1
・翠嵐型アグロエルフ1
・ミッドレンジエルフ1
・ミッドレンジロイヤル1
・原初ドラゴン1
となり、デッキタイプ別では操り人形ネメシスが一番人気で、クラス別ではビショップが一番人気です。